05 1月

エアコンの法令点検ってご存知ですか?

 

エアコンに使用されている冷媒の多くはフロンガスですが、

現在使用されているフロン類の多くは・・「オゾン層を破壊しない」

代替フロンに転換されています。

 

しかしその代替フロンは、

大気に放出するとCO₂

の数千倍もの「地球温暖化」に

与える影響が大きく、

排出削減が課題となっているのです。

 

 

そこで平成25年6月12日、「フロン回収・破壊法」が改正され、

平成27年4月「フロン類の使用の合理化及び管理の適正化に関する法律」

と名称変更しました。

この法律の略称をフロン排出抑制法といいます。

 

この改正フロン法では、フロン類の製造から廃棄までの

「ライフサイクル」全体に対し包括的な対策が盛り込まれ、

フロン類を製造する「フロントメーカー」、

冷凍空調機器を製造する「機器メーカー」・・・

そして業務用エアコンを使用しているオーナー・所有者に対して

「基準」を定め、各当事者にその遵守と責任を求めるものです。

 *家庭用のエアコンは対象外となります。

 

 

 

 

 

   オーナー・所有者いったい

 何をすれば良いのでしょうか?

 

 

 

 

 

一般の飲食店、美容室、調剤薬局、事務所などの小規模

業務用エアコン1基+系統室外機1基の組み合わせの場合など

室外機の圧縮機電動機定格出力が7.5KW未満の場合から該当するのが・・

簡易点検のみをしなければなりません!

簡易点検は業務用エアコンを所有するオーナー様、又は事業主様が

機器の大きさに関係なく3ヶ月に1度以上の点検をおこない、

該当機器を廃棄するまで記録簿を保管しなければなりません。

 

 

 

 

 

ビルや商業施設、工場等の大型のエアコン(複数台が同じ系統)で

1台の大型室外機の圧縮機電動機定格出力が

7.5KW以上の場合から該当するのが・・

②定期点検をしなければなりません!

    

   ●圧縮機の吐出管、吸入管の温度測定    ●各所電流値と電源電圧の測定        ●冷媒ガスの高低圧力測定

  これらの点検は有資格者によるもと定められています。

    ●絶縁抵抗値の測定 

この他にも点検測定項目があり3年に1回以上の頻度で

有資格者による点検をしなければなりません。

あわせて3ヶ月に1回以上の簡易点検も実施義務があります。

 

 

 

 

【微妙なQ&Aです。】

Q、 4方向のエアコンとルームエアコンが1台づつあるのですが、

ルームエアコンも簡易点検しないとダメですか?

A、 しなくても罰せられません。業務用が対象となります。

でも安心に長くお使い頂くには適度に点検した方が良いです。

 

 

Q、 天井裏に1基あるようなのですが・・・

A、 それはビルトインタイプという埋込型の機種となります。

型番号を見たりできないかもしれませんが・・・音や風量確認は

出来ると思います。難しければ専門業者にお願いした方が良いでしょう。

 

 

Q、 9階建のビルで屋上に大きな室外機があります。

色々調べてみようと思ったのですがステッカーが

色あせてよく読めません。出力が解らないのでどうしたら良いでしょうか?

A、 施工時の系統図面を調べると良いでしょう。

または施工業者に問い合わせるのも良いかと思います。

 

 

Q、 使っていない業務用エアコンがあるのですが・・・

簡易点検や定期点検をする必要はあるのですか?

A、 使用頻度に関係なく、故障していても冷媒(フロンガス)が

封入されている場合、全ての点検業務が必要となります。

 

 

これらの冷媒フロンに対する漏れがないかという点検を

もう既に行わなければなりません!

今年あたりから行政も動き始める・・・と業界の中でも噂です。

是非・・・皆様方 お早目のご対応を!

 

 

 

 

エアコン簡易点検の代行、定期点検の事なら

株式会社AIRNOTE

北海道札幌市東区北23条東3丁目5-15

TEL 011-299-4152

FAX    011-299-4153

http://airnote.cloud

 

 

日美装建 株式会社

TEL 011-700-0132

 

電話でのお問い合わせ フォームでのお問い合わせ