25 6月

お家にもある「ロスナイ」って知ってますか?

快適な住まいづくりには、空気環境の維持が欠かせません。
特に、近年は住宅の気密性が高まり、室内の空気を適切に換気することが重要視されています。
そこで注目されるのが、マンション等の住宅用ロスナイです。
ロスナイは、効率的な換気システムとして知られていますが、その清掃方法については、疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
今回は、住宅用ロスナイについて、また清掃の重要性を解説します。

住宅用ロスナイとは何か

ロスナイの機能とメリット

ロスナイは、三菱電機が開発した熱交換形換気機器です。
一般的な換気扇とは異なり、排気と吸気の際に熱交換を行うことで、室内の温度や湿度を保ちながら新鮮な空気を取り込みます。
これにより、冷暖房効率の向上、省エネルギー効果、そして快適な室内環境の実現が期待できます。
また、外気中の花粉やホコリをフィルターで除去するため、空気の清浄性も高まります。
さらに、窓を開けずに換気できるため、防音効果や防犯性にも貢献します。

住宅用ロスナイの選び方

ロスナイを選ぶ際には、家の広さや間取り、家族構成などを考慮することが重要です。
設置場所や必要な換気量なども検討し、適切な機種を選択しましょう。
また、フィルターの清掃性やメンテナンスの容易さも重要なポイントです。
製品カタログや販売店などで、詳細な仕様や機能を比較検討することをおすすめします。

住宅用ロスナイ清掃の必要性

汚れによる健康被害のリスク

ロスナイは、空気中の汚れをフィルターで除去しながら換気を行うシステムです。
しかし、フィルターや本体内部に汚れが蓄積すると、カビやダニ、ハウスダストなどが繁殖し、アレルギー症状や呼吸器系の疾患を引き起こす可能性があります。
特に小さなお子さんや高齢者のいる家庭では、健康被害のリスクを軽減するために、定期的な清掃が不可欠です。
汚れがひどいまま放置すると、空気中に放出された有害物質によって健康を損なう可能性も懸念されます。

ロスナイのメンテナンスについて

主に天井裏になりますが、ロスナイ本体の内部はエアフィルター、エレメント素子、給・排気ファン、そしてドレンパンという主要部材で構成されています。
主なメンテナンス内容としては、以下の作業が必要です。

<年1回のメンテナンス>
・エアーフィルターの清掃、エレンメント素子の除塵清掃が必要です。
・ロスナイの取扱説明書をよく読んで着手する必要があります。

<5年に1回のメンテナンス>
・エアーフィルター、エレメント素子、給・排気ファン、ドレンパンの分解フル清掃が必要となります。
※ただし専門的な知識が必要となりますので専門業者にお願いしましょう。

ロスナイの寿命と性能低下

フィルターや本体内部の汚れは、ロスナイの性能低下にも繋がります。
汚れが詰まると、空気の吸排気がスムーズに行われなくなり、換気効率が低下します。
結果的に、室内の空気が悪化し、省エネルギー効果も期待できなくなります。
また、汚れによってロスナイの内部部品が損傷し、寿命を縮める可能性も考えられます。
定期的な清掃によって、ロスナイ本来の性能を維持し、長寿命化に貢献しましょう。

火災リスクの軽減

ロスナイの内部に蓄積したホコリや油汚れは、発火の原因となる可能性があります。
特に、キッチン周辺に設置されているロスナイは、油煙などが付着しやすく、火災リスクが高まります。
専門会社による清掃では、内部の汚れを徹底的に除去し、火災リスクを軽減できます。
安全な暮らしを守るためにも、専門会社への清掃依頼を検討しましょう。

まとめ

今回は、住宅用ロスナイの機能とメリット、そして正しい清掃の必要性について解説しました。
ロスナイは快適な住環境を保つ上で重要な役割を果たしますが、定期的な清掃によってその機能を長く維持することが可能です。
しかし、複雑な構造や安全性の面から、専門会社への依頼が推奨されます。
快適な空気環境を保ち、健康的な生活を送るためにも、ロスナイの清掃を定期的に行いましょう。

 

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