住宅のセントラルヒーティング メンテナンスの巻!
最近ちょっと不具合を感じるようになったそうです。
1階はそれぞれ暖まるのですが、2階がいつものように温度が上がらないのです。
温度をMaxにするといつもなら「ちょろちょろ…」って
音がして段々とヒーター部が熱くなるのですがさっぱりでした!
ネットで調べると…
一部分で起きている場合、循環用の不凍液の劣化や
エアーが入り込んでいるのが原因!
すぐに専門業者に見てもらいましょう・・・でした。
取説を読み返しても、ボイラーの事は書いてあっても
全体のシステムの事は一切なしでした。
一度ボイラー部から離れ、いざ2階へ・・・
エアー抜きのホースです。
暖房をMAXにしたまま
ホースの先に空き缶を差し込み
マイナスの弁なるところを回します。
すると「シュ~って」しばらくエアーが噴き出る音がし、
次にワインレッドの液体がちょろちょろ…じゃ~って出てきました。
すぐに弁を閉めて様子を見ました。
「カンカンカン」「ちょろちょろ…」って音が
し始め熱くなってきたのです。
トイレや廊下のこの薄っぺらいタイプも
上部についている弁らしきネジを回すと
同じようにエアーが「シュ~って」しばらく噴き出しました。
案の定、ボイラーのプレッシャーゲージは下がりました。
通常0.04MPs~0.05MPsのようです。
ここからはプロの出番です。
専用の圧送ポンプで不凍液を補充しながら加圧していきます。
約3リットルみるみるうちに減っていきます。
ゲージ圧を見ながら加圧し、矢印のところで更にエアー抜きをおこないます。
もう一度各ヶ所のヒーター部のエアー抜きをおこない、
適正のゲージ圧に収めるのです。
これでもう大丈夫です。
いろいろ各社メーカーにより差はあるようですが
3年~5年に1度は不凍液の入れ替えをした方がいいようです。
*なかなか冷えなくなってきた。
*プレッシャーゲージ圧が通常0.04MPs~0.05MPsを
かなり下廻っている。
*かなりの期間そのまま不凍液のメンテナンスをしていない。
この様な場合一度専門の業者に見てもらった方がよいでしょう!
技術協力:株式会社サムライ設備工房
日美装建 株式会社
TEL 011-700-0132